延滞したことがありますが借入れ出来ますか?

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Q:過去に他社で延滞していると新たな消費者金融の審査はやはり通らないのでしょうか?

A:「現在延滞中」の場合はまず審査は通りませんが、「過去に延滞したことがある」ということだけなら、延滞日数や延滞の頻度にもよりますが借入れ出来る可能性はあります。
審査が通りやすい人、通りにくい人に分けてまとめてみました。

延滞していても審査が通りやすい方

①延滞日数や頻度が軽微な方

  • 延滞日数が1週間以内
  • 延滞頻度が1年間で1~2回程度
  • 直近6ヶ月間は延滞していない

など、延滞といっても軽微な内容の方は審査に通る可能性は十分あります。

②長期延滞していたが契約終了後5年以上経過した方

貸金業の指定信用情報機関には、JICCとCICがありますが、3カ月以上の長期延滞が続くと、それぞれ以下の事故情報が発生します。

  • JICC
    「延滞」という異動情報が発生。その後延滞解消したら「延滞解消」という情報が1年間は登録される。
  • CIC
    「異動」という情報が発生。その後延滞解消しても「異動」情報は、契約終了後5年間は登録が残る。

このように契約終了後5年以上経過していれば、JICCもCICもどちらの情報からも、過去の延滞証跡は抹消されるので審査は通りやすくなります。(そもそも消費者金融を利用していた証跡自体が抹消されます。)
(注意1参照)

③長期延滞解消後1年以上経過した方

前述したように、貸金業の指定信用情報機関はJICCとCICがありますが、多くの中小消費者金融はJICCに加盟していて、CICに加盟していません。
JICCでは延滞解消後1年経過すれば長期延滞があった証跡は抹消されるので審査は通りやすくなります。
(但しCIC加盟業者は契約終了後5年間「異動」情報は残るので、CIC加盟業者は除外です。)
(注意1参照)

延滞していて審査が通りにくい方

①現在延滞中の方

「現在延滞中」は消費者金融会社から一番嫌われます。
過去に、自己破産・民事再生・債務整理・調停申立をした方でも審査が通りやすい消費者金融はありますが、現在、他社で延滞中の方に融資をする会社はまずありません。

延滞している事実は信用情報の調査で判明するので、黙っていても消費者金融にはバレてしまいます。
少なくとも延滞を解消してから申込みをすることをおすすめします。
(まれに利用していた消費者金融会社が廃業などの理由で、信用情報機関の借入情報から削除されているケースもあります)

②長期延滞解消後5年未満

前述したように指定信用情報機関のCICでは、一旦、「異動」事故情報が発生すると契約終了後5年間は登録が残ります。CIC加盟業者であれば5年間は審査が通りにくくなります。

③長期延滞解消後1年未満

前述したように、指定信用情報機関のJICCでは延滞解消後も「延滞解消」という情報が1年間残るのでその間、審査は通りにくくなります。
(注意1参照)

※注意1
2019年10日1日のJICCの登録期間変更により、契約日が2019年10月1日以降のものは、「延滞解消」情報の登録期間は、契約終了後5年間に延長されました。
これまでは「延滞」事故情報が登録されても、延滞解消後1年でその事実は抹消されていましたが、今後は、一旦、「延滞」事故情報が登録されるとJICCでもCIC同様、かなりの長期間、その事実が登録されたままになるということです。
尚、これはあくまで、契約日が2019年10月1日以降のものが対象で、契約日が2019年9月30日以前であれば従来通り、「延滞解消」の情報は1年で抹消されます。

結論

このように、3カ月以上の延滞は非常にネガティブな情報となりますので、絶対に避けるべきです。
やむを得ない場合でも、信用情報にそのような記録を残さない為、取引している消費者金融会社に相談のうえ、「毎月の指定金額に足りない金額でも、期日に遅れずに支払う」ことが望ましいといえます。

     審査が通る中小消費者金融

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