消費者金融から本音を聞き出す方法教えます!
消費者金融は審査基準などの問い合わせに関しては、基本的には回答してくれません。
では、問い合わせをすること自体が全く無意味かと言えば、そうではありません。
聞き方次第では、消費者金融も踏み込んだことまで教えてくれるケースも実はあるのです。
この章では、消費者金融への上手な問い合わせの仕方を解説しています。
Contents
審査基準を回答しない理由
そもそも消費者金融が審査基準などについての回答を避けている理由は次のようなことからです。
①トラブル回避
消費者金融が審査基準について回答を避けるのは、ズバリ、「トラブル回避」というのが大きな理由です。
審査基準については、各社で様々設けていますが、その中には、公表すれば差別的な意味にとられかねない基準もあります。
具体的には、
- 男性と女性で審査基準が違う。
- 日本人と外国籍の方とで審査基準が違う。
といったことがあたります。
また、審査結果は最終的には総合的見地から判断されるので、個別の理由だけ取って否決理由との回答はできません。
例えば、他社からの借入れ額が全く同じであっても、借入れが多いとの判断で否決になる方もいれば、かたや審査が通過してしまう方もいるのです。
②企業秘密
消費者金融は、各社、独自の審査基準を設けています。
大まかであったり、かなり細かかったりと会社によってスタイルは様々ですが、この審査基準は、経験に基づいたノウハウが詰まっているので企業秘密とするのが通常です。
このため、あまり具体的な基準については公表していないのです。
問い合わせのコツ
以上のようなことからも、露骨に審査基準について問い合わせをしても、なかなか明確な回答は得られませんが、次のような聞き方をすれば、その回答によって、おおよその審査基準や、その会社のスタイルを推測することが可能です。
②自己破産や債務整理の申込みは可能か
「自己破産しているが受付可能ですか」と、ストレートに確認して下さい。
(中には、「ブラックだけど借入れできるか」といった曖昧な表現で聞く方もいますが、これでは、一体、なにをもって「ブラック」と表現しているのか、よくわかりません。)
また、「借入れできるか」という表現でなく「受付可能か」という表現で問い合わせをするのが正解です。
この問い合わせの回答が「YES」であれば、いわゆる「柔軟な審査」をする中小消費者金融と見なして問題ありません。
②申込みから融資まではどのような手順か
「審査基準」の問い合わせは原則NGですが、「審査手順」の問い合わせであれば問題ありません。
この手順の確認で、その業者のスタイルが予想できます。
例えば、「即日融資対応」と宣伝している会社は多くありますが、本当に即日融資に積極的な会社と、実際は融資を受けるまでに何日もかかる会社があります。
(「即日融資」は来店が条件としている会社もあります。)
審査手順の説明を聞けば、予定していた日に間に合うのか間に合わないのか、おおよそ予想できます。
③おまとめローンの申込みは可能か
「おまとめローン」を商品に取り入れている会社は多くありますが、実際は、おまとめローンなどの高額ローンには積極的でない会社もあります。
そのような会社におまとめの申込みをしても希望額の融資は難しいと言えます。 不動産担保、ビジネスローンなども同様です。
積極的に取扱いしているのか、商品として設けてあるが消極的なのかは、問い合わせをしなければわかりません。
この時も、「最終的には大型ローンを希望するが、まずは小口審査の申込みをしたほうが良いのか」と聞くのが正解です。
この段階で、小口を勧められる会社は、新規での大型ローンの取扱いは消極的だと予想できます。
④問い合わせは匿名で
このような問い合わせをする際は、申込みをする前に匿名で行うべきです。
質問の仕方や、先方の受け取り方如何では、「面倒くさい客」と思われてしまいかねないからです。
匿名であれば、実際の審査にはなんら影響ないので安心です。
問い合わせは参考程度に
ここに記したような問い合わせをすれば、消費者金融から多少、役立つ情報を引き出すことも可能になるかと思います。
しかし、これはあくまで参考程度にして、あまりとらわれすぎないようにすることも大切です。
実際、審査に通るかどうかは、電話で簡単に問合せをしただけではわかるものではないからです。
ただ、長い付き合いになる可能性もあるわけなので、申込みするのであれば、あまり、誠意がない、感じの悪い会社は避けたいところです。
「問合せに」に関しては、そのような会社を排除してゆくといった意味合いくらいに考えて、あまり過度な期待をすべきではありません。