いつも
Contents
概要
「いつも」は株式会社K・ライズホールディングスという会社が運営する消費者金融事業のブランドです。
(株式会社K・ライズホールディングスは、飲食・不動産・販売・金融など様々な事業に取り組んでいる会社で高知と大阪に本社を構えています。)
貸金業登録番号は、比較的、若い数字になっていますが、これは2014年の株式会社K・ライズホールディングスと株式会社いつもの合併に伴うもので、実際は、1998年よりの営業実績があり、地元密着型の営業スタイルで高知県での地盤を確立させてきました。
(株式会社いつも時代には、高知県限定ですがテレビCMを行っていたこともありました。)
そして、2015年秋よりは、インターネットキャッシングを開始して、商圏を全国に広げています。
いつも本社外観(Googleマップより)
いつものここを評価
●審査が速い
「いつも」は、申込みをしてから融資実行までの時間が、同業他社に比べて、かなり速い方です。
ちなみに審査の工程は以下のようになっています。
※赤字は申込者 青字は「いつも」
申込み
↓
一次審査
↓
電話でのヒアリングを実施
↓
必要書類を提出(メールに添付)
↓
本審査
↓
契約説明、在籍確認
↓
コンビニから契約書類を印刷、記入し、「いつも」にFAX
↓
融資実行
上手くいけば、この全ての作業が1時間ほどで完了します。
(もちろん申込者のフットワークにもかかってきますが)
●郵送物がない
消費者金融の利用者は、家族に内緒にしている方がほとんどなので、契約書類などが自宅に送られてくると困る方は多いはずです。
「いつも」の場合は、契約書類をセブンイレブンのマルチコピーから印刷し、それに記入し、FAXすれば、自宅に契約書類などの郵送物が送られてくることはありません。
カラクリは簡単なことですが、これは利用者にとって、かなりメリットが高いサービスのはずです。
●在籍確認が柔軟
通常、消費者金融の在籍確認は、自宅固定電話や勤務先電話に、直接、電話をすることで、行われています。
その際は、家族や同僚に消費者金融に申込みをしたことがバレないように配慮して、社名を名乗らず、個人名で電話をするのが普通です。
しかし、いくら個人名とはいえ、どうしても不自然な感じになってしまうこともあります。
その点、「いつも」では、在籍確認の際に、たとえば、友達のように電話をしてくれたり、電話ではなく、社員証や名刺などを提出することで、在籍確認の代わりとしてくれたりと、かなり柔軟な対応をしています。
●最大60日間の無利息サービスがある
はじめての利用者で、60万円以上契約をした方は、最大60日間の無利息サービスの対象となります。
(この条件はかなりハードルが高いので、よほど属性がよい方でなければ難しいかもしれません。「いつも」の店長の話では、契約の20%程の方が、60日間無利息サービスを利用できているそうですが、筆者の常識では、ちょっと考えられません。)
しかし、一定の条件を満たせば30日間無利息となることもあるので、あきらめる必要はありません。
●追加融資は24時間対応可能
会員ページの登録している方は、24時間、追加融資を受けることができます。
週末や夜間の突発的な入用に対応しています。
いつものここがイマイチ
●審査は厳しめ
「いつも」の審査は、当サイトで紹介している、他の中小消費者金融よりも、正直、厳しめです。
具体的な承認率は、他の中小消費者金融が、おおよそ、5%~7%台のところ、「いつも」では、2%~3%台といったところです。
一応、自己破産や債務整理をしていても審査対象としていることを公言していますが、審査は甘くはありません。
総評
「いつも」は、接客態度もよく(公益財団法人日本電信電話ユーザ協会主催の「電話対応コンクール」で数度入賞しています。)、サービス面も中小消費者金融の中でも、頭ひとつ抜きんでた印象があります。
明らかに、大手に次ぐポジションを目指していると思われます。
ただ、惜しむらくは、やはりその承認率の低さです。
昔と違って、イマドキは、「総量規制」によって、年収の3分の1を超える貸付け制限があるので、不良債権の発生率はかなり抑えることができているはずです。
(もちろんその分、上限金利も抑えられていますが・・)
他の中小消費者金融を見ても、そこまで不良債権が発生していることはありません。
もう少しだけ、頑張って、微妙な案件を拾ってもらえると、より人気はでるはずです。