フタバ
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概要
フタバは、創業昭和37年11月という、超老舗の貸金業者です。
この業歴の長さは、大手を含めた消費者金融業界の中でも最長の部類です。
一時期は、複数の友人店舗や無人機、ATMコーナーを設けていましたが、現在は、東京営業センターで、振込み融資を中心に営業をしています。
但し、同業他社と比較するとサービス面は見劣りする箇所が多く、せっかくのアドバンテージが活かしきれいない印象があります。
そのためか、業歴のわりには、全国的な知名度はあまり高くはありません。
※フタバ外観(Googleマップより)
フタバのここを評価
●業歴が長く信用度が高い
前述したように、フタバの業歴は業界でも最長の部類です。
この間、消費者金融業界では、無人機ブームから改正貸金業法施行までの栄枯盛衰があったわけですが、そのような激動の業界で、これだけの年月を生き残ってきたことは評価できます。
また、フタバはかつて、「日本消費者金融協会(JCFA)」の会員でもありました。
(JCFAは2014年3月をもって発展的に解散していますが、会員は有名な大手企業ばかりでJCFAの会員であることは、当時、業界ではステータスでした。)
このようなことからも、フタバの信用の高さがうかがえます。
●はじめての方は30日間利息0円
初回無利息サービスは、大手消費者金融では、もはや定番のサービスですが、中小消費者金融では採用していない会社も多くあります。
フタバのように無利息サービスを採用している会社の利用は、短期利用をする方には、特におすすめします。
●自己破産や債務整理をした方も審査対象
フタバでは、過去に自己破産や債務整理をした方も審査対象としています。
一時は、このような属性の方への融資は控えていたようですが、現在は対応しています。
これはフタバの広報が公表していることなので間違いありません。
改正貸金業法施行後の市場では、多重債務者に融資するよりも、むしろ、このように、過去の借金が清算されている方に融資する方が、不良債権化するリスクは低いと判断されています。
●最短即日融資に対応
フタバでは、平日16時までの審査完了で最短即日振込みが可能です。
契約書類は、振込み後に郵送で取り交わすことになっています。
また、新規の場合の融資額は、1万円~50万円までですが、その後の返済実績によっては最大200万円までの融資が可能となります。
フタバのここがイマイチ
●承認率が低い
あまり露骨に言うのも憚られますが、フタバの承認率は、同業他社のそれと比較してかなり低めです。
ハッキリ言えば、審査基準が他社よりも厳しいということです。
特に、他社からの借入れ件数に対しては敏感で、そもそも消費者金融での借入れが既に5件ある方は審査対象としないことをHPでも公表しています。
また、現在は、自己破産や債務整理をした方も審査対象としていますが、法改正後しばらくは、このような属性の方に融資を控えていた時期もあり、融資に対しては、やや慎重な面が見られます。
●リボルビング方式に非対応
フタバの返済方式は、最長6年の元利均等方式です。
定められた限度枠内で、入金と出金を繰り返す、リボルビング方式には対応していません。
いまや中小消費者金融であっても、多くの業者がリボルビング方式に対応している中、正直、利便性が悪いと言わざるを得ません。
●契約時には住民票の提出が必要
フタバと契約する際は、運転免許証などの本人確認書類や、収入証明書類以外にも、住民票の提出も必要です。
審査に慎重なのはわかりますが、個人的には、住民票を取得して得られるメリットよりも、お客に無用なストレスをかけることのデメリットの方が大きいと思います。
レディースフタバ
フタバは、女性専用の「レディースフタバ」というブランドでも営業も行っています。
通常の商品との違いは、全て専門の女性スタッフが対応するということだけで、貸出条件などは全く一緒です。
このようにわざわざ別ブランドを設けているのは、女性客の獲得に力を入れているということなので、女性の方であれば、フタバではなく、レディースフタバの方に申込みをすることをおすすめします。
(参考記事:レディースキャッシングを徹底解説)
総評
記事の中でも触れていますが、フタバは、審査に対してやや慎重になり過ぎていて、集客という観点から見れば、あきらかに悪影響が出ていると思われます。
各社それぞれの事情や考え方があるとは思いますが、これでは、せっかくの老舗のアドバンテージが活かしきれません。
否、フタバについては、承認率が改善されるだけで、一気に、人気ナンバーワンとなれるポテンシャルを持ち合わせていると言っても過言ではありません。
同業他社の成功例も多くでてきているので、審査基準については、やや緩和してもらえると、よりよくなると思えます。