速報!中小消費者金融の申込み状況に変化アリ!?
取り急ぎの報告ですが、2019年春の中小消費者金融の申込み件数が例年に比べて全体的に減少してきています。
もちろん年間を通しての推移を確認しなければまだなんとも言えませんが、例年のシーズナルパターンがやや変わってきたのかもしれません。
いったい何が起こっているのでしょうか。
(2019年5月31日)
推移の傾向は例年と同じだが・・
通常、中小消費者金融の春の申込みは、
3月・・申込み多い
4月・・申込みやや減少
5月・・申込み多い
というようにM字を描いて推移していきます。
今春もこの法則自体は変わっていませんでしたが、4月の申込み減少具合が例年より大きく、5月の申込み増加具合が例年よりもかなり小さかったということです。
単純計算で、例年の8割程度の申込みになっています。
中小消費者金融の申込み件数が減少したことについては今のところはっきりした理由は解明出来ていませんが、全体的に申込み件数が減少しているということは間違いありません。
大手消費者金融の申込み件数は増加傾向
調査してみると、申込みが減少傾向にあるのは、いまのところ中小消費者金融だけで、大手消費者金融では逆に申込みは増加傾向にあります。
大手では、四半期ごとにデータを公表しているので、今春の申込み件数の正式な数値は発表を待ちたいと思いますが、ここ数年、大手消費者金融の申込み件数が増加しているのは、決算データからも明らかです。
例えば、大手消費者金融のアコムの申込み件数は、
2017年3月決算:501,950件
2018年3月決算:539,919件
2019年3月決算:579,116件
と、ここ数年、右肩上がりで増えてきています。
大手消費者金融の申込み件数が増えているのは、銀行カードローンが貸出しを控えていることが大きく影響していると思われます。
申込みのチャンス到来
結論を出すのはまだ早いと思いますが、緩やかではありますが、中小消費者金融の申込み件数のシーズナルパターンは変化してきているかもしれません。
新たなシーズナルパターンの調査は、今後、継続してゆきますが、例年に比べて申込み件数が少ないということは、逆に言えば、このタイミングは「申込みのチャンス時期」ということにもなります。
※消費者金融のシーズナルパターンは以下の記事で確認ください。
(第7章:借りやすい時期(シーズナルパターン)を分析)
各中小消費者金融は繁忙期にある程度の貸出しを見込んでいたはずなので、申込み件数が少なかったのであれば、「承認率」は、相対的に上がることが予想されます。
またこのような時は、通常よりも丁寧な審査をしてくれるようになるので、申込みを検討している人には、このタイミングでの申込みはおすすめです。