危機、中小消費者金融の承認率!

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取り急ぎお伝えしますが、2017年度下半期より中小消費者金融の承認率が、各社、軒並み下降してしまっています。
いったいどうしてしまったのでしょうか。
ここではその原因と対策についてレポートしていきたいと思います。
(2018年4月6日)

承認率下降は業界全体の流れか!?

大手消費者金融の承認率が40%~50%台で比較的安定傾向にあるのに対して、中小消費者金融の承認率は、1%以下~10%超まで、資金調達の具合や不良債権の多寡によりかなり流動的なのが特徴です。

2017年度の各社承認率を4月~9月までの上半期と、10月~3月までの下半期で比較すると、平均数値にして1%以上、最高値と最低値の開きは、実に2%以上、下半期が低くなってきています。

「ナーンダ。下がったと言っても、1~2%ほどか」と思われる方もいるかもしれませんが、中小消費者金融の承認率は、もともと、平均して3%~7%ほどしかありません。
そこから1~2%減少したということは、はかなり大幅な引き下げであったと言えます。

承認率下降の原因は

中小消費者金融の承認率が下降している原因は、ここ数年来の銀行カードローンの過剰融資による不良債権の増加が影響していると考えられます。
いずれにしても、1業者に限らず、複数の業者でこのような現象が発生しており、承認率が下がってきているのは、業界全体の流れかもしれません。

では、このような危機的状況で、少しでも承認される可能性を引き上げる方法はあるのでしょうか。

承認される可能性を引き上げる方法

●繁忙期に申し込め!

中小消費者金融の承認率は、申込み件数に比例して上下するのが特徴です。
すなわち、

繁忙期=申込み件数が多い=承認率が高い
閑散期=申込み件数が少ない=承認率が低い
ということです。

中小消費者金融の繁忙期は、なんといっても3月です。
この時期は、世間でも新年度、新学期に向けて、何かと物入りな時期です。
やる気のある会社は、この繁忙期に貸出しを強化してくる傾向があります。
全体的に承認率が下がっていたとしても、春は承認率が上昇する可能性が大です。

繁忙期は申込みのチャンスです。
その他の繁忙期閑散期については次の記事を参考にして下さい。
(参考記事:第7章:借りやすい時期(シーズナルパターン)を分析

●早めに申し込め!

承認率の下降の原因が、銀行カードローンの過剰融資による不良債権の増加だとすれば、それら不良債権の膿を出し切るまでは、まだまだ、期間を要するかもしれません。
さしあたり、2018年度は、承認率はさらに下がってくる可能性も考えられるので、申込みは、出来る限り早い時期に行った方が、賢明かもしれません。

●当サイトを活用せよ!

当サイトでは、主な中堅消費者金融の承認率を、1年を通して集計しています。
当サイトの審査が通る中小消費者金融のランキングを活用すれば、承認される可能性を引き上げることは可能です。

承認率は再び上昇する!

中堅消費者金融の承認率の下降の原因が、銀行カードローンの過剰融資だとしても、既に、銀行業界は手を打ってきています。

現在、各銀行は、自主規制を強化しており、貸出し基準を厳格化しています。
消費者金融には総量規制が導入されているので、銀行業界が自主規制を徹底すれば、今後の貸出し分については、「多重債務者」の発生は大幅に抑えられるはずです。

このように、債権の入れ替わりが進めば、中小消費者金融の承認率もそれに伴い、必ず上昇してくるはずなので、将来的には期待が持てるでしょう。

     審査が通る中小消費者金融

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