日本貸金業協会の資金需要者に対するアンケート結果について
日本貸金業協会では、9月30日に資金需要者等の現状と動向に関するアンケート調査結果を公表しました。
このアンケートは、協会が業界動向の実態を把握するために年1回、定期的に行っているもので、本年7月31日から8月17日の期間、インターネット調査方法等により協会が委託する調査会社である株式会社NTTデータ経営研究所が保有する全国20歳以上のインターネットモニター会員に対し調査を行った内容になります。
(2015年11月19日)
調査項目は、
「資金需要者等の現状と動向に関する調査」
「資金需要者に対する意識・利用満足度に関する調査」
の2部構成です。
特に、「資金需要者に対する意識・利用満足度に関する調査」は2015年度から新たに調査した項目になります。
この調査結果によると、資金需要者が消費者金融会社等に対して抱いているイメージが、過去に比べて向上しており、一時期の「貸金業者=サラ金=悪」といった、印象はかなり払拭していると思われます。
他にも、以下のような調査結果も出ています。
借入先をとして貸金業者を選んだ理由
- 審査が 早いと思ったから・・42.0%
- 借入れ手続きが簡単だと思ったから・・37.0%
- パソコン やスマートフォン等、インターネットで申込みができるから・・24.0%
貸金業者からの借入れにおける利点と欠点について
●利点
- 申込みから借入れまでのスピードが早い・・53.5%
- 小額での借 入れができる・・37.5%
- 保証人を立てずに借りられる・・31.0%
●欠点
- 金利が高 い・・58.0%
- 借入を行っていることへの対外的なイメージが良くない・・14.5%
- 申込 みから借入れまでに時間が掛かる・・13.0%
これらの調査結果よりも、資金需要者が貸金業者に求めていることは、
“簡易な審査でスピード融資”という原点にあることは間違いないでしょう。
この他にも、業界のあるべき姿を探れる興味深い内容となっているので、業界関係者にも是非、閲覧をすすめます。