キャッシングエイワの伝説

キャッシングエイワと言えば業界では知らない人がいないほど超が付くほど有名な消費者金融です。 その独特の営業スタイルが業界でも「異端」の部類になっているからです。

実際、筆者も現役時代には、エイワの武勇伝について耳にすることが多くありましたし、ある意味、伝説の中小消費者金融と言っても過言ではありません。
今回はそんな独特の文化を持っている「エイワの伝説」についてレポートしてみました。

※当サイトでは、おすすめ業者としてエイワは紹介していません。

従業員の態度、見た目が怖い説

びっくりするかもしれませんが、エイワには、見た目が「ミナミの帝王」の世界そのままの従業員が多くいました。
業界の研修などの集まりの場でも、エイワの社員はすぐにそれとわかったものでした。

色眼鏡、髭、派手なスーツは当たり前ですし、当時エイワを利用していたお客からは、態度や口調も荒っぽかったと聞いています。

もちろん、正規の登録業者なので、実際に暴力を振るわれるようなことはありませんが、その威圧感は半端なく、「金融屋はナメられたらお終い！」という昔ながらのスタイルを踏襲していたということでしょう。
実際、お客さんの中には、ヤクザ経営と勘違いしている人も多くいました。

借入れは全て対面説

エイワの借入れは、全て店頭での対面で行われています。
この姿勢は、昔から一貫しています。

合理性から考えれば、無人機や非対面での振込み融資が効率的なので、ほとんどの消費者金融がそちらの方向に舵を切り替えた中、エイワは、現在に至るまで、頑なに、「店頭による対面融資」にこだわっています。

実際に相手を見て話し、「こいつなら大丈夫」と手応えを感じる人にしか融資をしないという、カウンセリング型の融資方法ということでしょう。

エイワでお金を借りるには、この究極のカウンセリングをクリアしないといけません。
申込者は、強面の社員から、生活状況について、ダメ出し、説教、罵倒されることをある程度覚悟しておかなければならないと言われていました。

店頭に客の行列が出来る説

エイワでは、店頭での面談が必要なのは、新規申込み時だけではありません。
増額時、枠内融資時や、返済についても店頭での返済を推奨していたようです。

また、その一人一人に、徹底した、カウンセリング（説教）が実施されるので、給料日の月末近くは、店頭に客の行列が出来ることになります。

その光景はエイワの風物詩でした。
（この行列は実際に見たことがあります。）

完済を受付けない？説

最近はどうかわかりませんが、かつては、客が途中で繰り上げ完済したくても、店舗で簡単に受付けてくれないケースも多くあったようです。

実際に、おまとめローンを組んだお客から、何度かそのような話を聞いたことがあります。

また、融資についても、
「とりあえず、〇〇万円振り込んどいたから」
と勝手に振込みをするなど、優良顧客にはかなりの「無理貸し」をするといった話も聞いたことがあります。

※これはあくまで私がかつてエイワを利用していたお客から聞いた話であり、事実だという確証はありません。

他社が遅れていてもエイワだけには支払う？説

エイワはこのように、強面（コワモテ）従業員によって、顧客の管理が徹底しています。

しかし、それも恐怖心だけで管理しているわけではありません。
時には親身に身の上話の相談に乗るなど、ある意味人情味あふれるカウンセリングも実施されているようです。

そのため、お客さんも、散々、罵倒されながらも、エイワに感謝（洗脳？）している人も珍しくなく、
「同業他社の支払いが出来なくなってもエイワだけは支払う」
「自己破産してもエイワだけは支払う」
という人達も多くいたのも事実です。

正直、エイワに関しては、あのようなスタイルを続けているのに、よく問題を起こさず、顧客管理が徹底できるものだと、感心していたものでした。
対面の面談による融資なので、業者主導でコントロールできそうな人にだけ、融資を行っていたからかもしれません。

変な言い方ですが、エイワと顧客の間には、
“ビビりながらも感謝している”
という妙な信頼関係が構築されていたようにも見えました。

最近のエイワ

エイワはこのようにかなり「クセが強い」会社ですが、正規の登録業者であることは間違いなく、反社会的勢力の関係会社でないことは事実です。
それどころか、長年、杉本彩がイメージキャラクターになっていますし、中小消費者金融の中では、規模の大きな会社です。

エイワは一時期、全国に100店舗を超える店舗を構えていましたが、現在（2020年1月）では、25店舗にまで減少しています。
しかし、基本的なスタイルは変えずに営業しているようです。

このように、エイワの営業スタイルには、一定の需要はあるようですが、正直、当サイトのコンセプトには合わないので、残念ながらおすすめ業者としては取り扱いをしておりません。