イマドキの紹介屋の手口、教えます

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現在、ネット上で広告掲載している消費者金融の中には「紹介屋」と呼ばれる詐欺まがいの会社も混在していることはご存知でしょうか。
これら、紹介屋は、一見、普通の消費者金融として、堂々とネット広告を出しているので、素人の方では全く区別がつかないと思います。

また、従来の紹介屋の手口は、多重債務者等(既に多くの会社から借金がある人達)に対して「まだ貸してくれる会社を紹介します」などといって高額な紹介料を要求するというものでしたが、最近の手口は巧妙化しています。
今回は、巧妙化する紹介屋の手口について解説してゆきたいと思います。

ライター
驚くべきことに、「紹介屋」と思われる会社は、いまでもネットで堂々と営業しています。どうして野放しにしてあるのか不思議でなりませんが、なかなか取り締まることは難しいのかもしれません。

一般的な紹介屋の手口

まずは、一般的な紹介屋の手口をいつくか説明しておきます。

①紹介手数料を徴求する手口

最初から自社で融資するつもりはなく、集客した客に、次のような話を持ち掛けて紹介手数料を徴求します。

「自社では審査が通らず融資は出来なかったが、融資出来る会社を紹介します。
その店の店長とは懇意なので自分が口利きをすれば必ず融資が受けられるはずです。
その代わり融資が上手くいった際には、紹介手数料として融資額の〇%を頂きます。」

もちろん、それは真っ赤な嘘で、縁もゆかりもない消費者金融に申込みをさせて、そこでたまたま融資が受けられたら手数料を徴求します。

②お金を騙し取る手口

これは紹介屋というより詐欺に近いものですが、申込みをしてきた客に、例えば、次のような話を持ち掛けてお金を騙し取ります。

「あなたが審査に通らないのは、個人信用情報に事故情報が登録されているからです。
その事故情報を抹消するためには実績作りが必要です。
〇〇という消費者金融であればその店の店長とは懇意なので自分が口利きをすれば必ず融資が受けられるはずです。
そこから実際にお金を借りてきて、数ヶ月間返済実績を作りましょう。
当方から、実績作りをしておくので、その会社から借入れしたお金は当方まで振り込んで下さい。」

③「一括申込み代行会社」を名乗って個人情報収集する手口

本人に代わって借入れ出来そうな会社に対して申込みをまとめてしてくれる「一括申込み代行会社」を名乗って集客します。
そしてキャッシング申込みに必要な個人情報を客から収集します。
「一括申込み代行会社」はその個人情報を使って代行申し込みと称して、客になりかわって、複数の消費者金融会社に申込みをします。
さらに「一括申込み代行会社」は、申込み客の個人情報と、その人がどこの消費者金融会社に申込みしたか知っているので、その情報を利用して、様々な詐欺の手口で、金をだましとろうとします。

このような詐欺まがいの業者に騙されないためには、

  • キャッシングの申し込みは、必ず、自分自身で行う
  • 「融資先を紹介する」という怪しい会社は利用しない

ということが重要です。

最近の紹介屋の手口とは

紹介屋が紹介するのは、金融会社だけとは限りません。
最近は、なんと弁護士、司法書士を紹介する新たなタイプの「紹介屋」もでてきています。

●弁護士、司法書士を紹介する紹介屋

昨今、弁護士、司法書士の業界がいわゆる「過払い返還金バブル」であったことは、ご存じの方も多いと思いますが、弁護士、司法書士にとって、消費者金融の債務整理ほど「美味しい仕事」はありません。
つまり難易度が低いわりに、かなり儲かる効率の良い仕事だということです。

そのため、多くの法律事務所や法務事務所が、広告宣伝に力を入れて、多重債務者を集客しています。
最近では、テレビコマーシャルも、消費者金融より、弁護士、司法書士の方が多いくらいです。
そのような状況下で、弁護士、司法書士の中には、紹介屋と結託して客の紹介をしてもらっている事務所もあるのです。

●弁護士を紹介しても問題視されにくい

このような手口は、なかなか問題視されにくいという特徴があります。
なぜならこのタイプの紹介屋は、返済不能状態と思われる客を再起させるために、弁護士、司法書士を紹介しているだけという大義名分があるからです。
(もちろん裏で弁護士、司法書士から手数料をもらっていますが、それが公になることはありません。)
また、紹介を受けた弁護士、司法書士も、曲がりなりにも債務整理業務はちゃんと行っているので詐欺にもなりません。

しかし、紹介料目的で安易に債務整理を煽る業者や、それと結託して儲ける弁護士、司法書士は、正に弱者を食い物にする輩でモラルに反すると言えるでしょう。

●おまとめローンと来店をすすめてくる会社には要注意!

弁護士、司法書士を紹介してくるタイプの紹介屋は、一見、普通の消費者金融会社を装っており、本当に貸金業者登録もしているので、素人の方では、紹介屋かどうかの見分けはなかなかつかないと思います。
見分けるポイントとしては次のような特徴の会社に注意することです。

  1. 契約する際、やたらと来店をすすめてくる。
  2. おまとめローンをメイン商品にして、意図的に、多重債務を集客している。

この2つの特徴が揃った消費者金融は、まず「紹介屋」と見て間違いありません。
来店しても融資が受けられることはないので、避けた方が無難です。

紹介屋詐欺にあわないように

このように、一口に「紹介屋」と言っても様々なタイプがあり、その手口も、時代に合わせて進化してきています。
また紹介屋の被害にあって、警察に相談をしても、なかなか詐欺としては立証しにくく、ほとんどの場合が、泣き寝入りを強いられている状態です。

そのような中、当サイトでは、皆さんが被害にあわないように、今後も紹介屋の新たな手口について随時レポートしていく予定です。
是非、当サイトを熟読して、紹介屋詐欺にあわないようご注意ください。

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