中小消費者金融を上手に利用する
かつて「街金」などと呼ばれ、あまり良いイメージがなかった中小消費者金融ですが、ここ数年で使い勝手は格段に良くなってきました。
また、銀行カードローンも過剰融資が問題視されたことで、借りにくくなってきているので、今後、ますます中小消費者金融の需要は高まってくると思われます。
ここでは、そんな中小消費者金融を上手に使ってゆくポイントについて解説していきたいと思います。
Contents
こんな方には中小消費者金融がおすすめ!
現在、ネット上には、安易に「審査が甘い」などの文言を用いて、消費者金融などを紹介するサイトが多くあります。
そして、その中には、「審査の甘い会社」として、大手消費者金融会社を紹介しているサイトも見受けられます。
しかし、初めて利用される方ならともかく、既に他社で利用がある方にとっては、大手消費者金融の審査は決して甘いものではありません。
確かに大手消費者金融会社は、全国に店舗・ATMも有り、また無利息期間などのサービスも充実しており非常に便利です。
しかし、どんなに便利でも、借入れ出来なければどうしようもありません。
現実的には、
- 既に2~3社以上、他社消費者金融で借入先が有る方
- 過去に金融事故の有る方(破産・債務整理・延滞など)
という状況の方は、中小消費者金融への申込みをおすすめします。
このような状況の方は、大手消費者金融の審査を通すのは困難ですが、中小消費者金融ならば十分審査対象となります。
中小消費者金融のサービスは向上してきている!
現在、積極融資をしている中小消費者金融の中にはサービス面も大手に迫る会社も出てきています。
例えば、最近では、業者数は限られていますが、「無利息サービス」を採用するような中小消費者金融も増えてきています。
中には大手よりも長い無利息期間を設けている会社もあるくらいです。
(参考記事:無利息サービスで比較!)
今後のキャッシングは、これら優良な中小消費者金融を上手に利用することが、ポイントになってくるでしょう。
中小消費者金融は誤解されている
しかし、いまだ中小消費者金融は誤解されている部分があるのも事実です。
そのため、利用について躊躇している方も多いのではないでしょうか。
具体的には、次のような誤解を抱いている方はまだまだ大勢いるようです。
●中小消費者金融は利率が高い!?
大手消費者金融の金利は低くて、中小消費者金融の金利は高いと思っている人がいます。
でも、実際は、大手も中小消費者金融も金利の差はほとんどないのが事実です。
カードローンに関する利率は、銀行カードローンは年率14.6%以下としているところがほとんどですが、消費者金融に関しては、大手も中小もほとんどの会社が年率約18.0%で、ほぼ横並びの状態なのです。
これは、2010年6月に施行された改正貸金業法によって、法律で定められた金利の上限ほぼ一杯の数値です。
このため金利負担に関しては、中小消費者金融だからといって気にする必要はありません。
●中小消費者金融は怖い!?
ひと昔前は、荒っぽい取り立て行為をする消費者金融は確かに存在しました。
(実際、大手消費者金融のアイフルでさえ取り立て行為の問題で業務停止となったこともあります)
しかし、法改正によって、悪質業者が淘汰されたためか、最近の中小消費者金融では、そのような話を聞くことはほとんどありません。
またいまでも来店面談を融資の条件にしている会社の中には、一部、「強面スタイル」の会社も存在しますが、当サイトで紹介している会社であれば、まず大丈夫です。
地元の消費者金融を利用すべし!
全国に店舗がある大手と違い、中小の消費者金融の多くは、1店舗のみで営業を行っています。
中小業者は、複数の店舗がなくても、振り込み融資で全国に対応している会社も多いのですが、やはり地元の人が、審査で優遇されます。
消費者金融にとっても、地元の人の方が、いざという時に直ぐに訪問できるという安心感があるからです。
地域別に具体的なおすすめ先を以下に記しておきます。
●東海地方に居住の方におすすめ
アロー
アローは名古屋にある中小消費者金融です。法律改正後に営業開始していますので、過払いは関係なく、経営は健全だと思われます。
振込ローンによって、全国対応していますが、東海地域に居住している方は、そのことが審査に有利に働くという情報も入っているので特に注目です!
アローでは、2018年度から、24歳以下の方や、勤続1年未満の方の申込みが出来なくなるなど、申込み条件は、やや厳しくなっていますが、反面、承認率は急上昇しています。
申込み条件にあえば、非常に借りやすい会社なので、かなりおすすめです。
ユニーファイナンス
ユニーファイナンスは、現在は有人店舗が名古屋駅近郊に1店舗のみですが、かつては東海地区に複数の無人店舗を持っていた、かなり有名な会社でした。
消費者金融としての歴史も古いのですが、あえて全国に店舗拡大の路線をとらずに、「お客様の見える場所で仕事をしていきたい。」と言うポリシーで、地域密着型の営業方針を貫いてきました。
このように拡大路線を取らなかったことが功を奏してか、同じ規模の消費者金融会社が、「過払い金返還問題」などで廃業に追い込まれる中、現在も積極営業を展開しています。
このことは、経営の健全性と資金力の高さを裏付けていると思われます。
また、プロミスとATM提携をしているので、入金、出金は、全国のプロミスATMが利用出来るのも魅力です。
●近畿地方に居住の方におすすめ
プラン
プランは、大阪にある中小消費者金融で、その正式な会社名は「有限会社プラン」です。
2016年年明けより、インターネットキャッシングで全国展開を開始したばかりなので、知名度はまだ低く、ご存知ない方も多いかもしれません。
当サイトは、プランが全国展開し始めた時から、注視していますが、2017年の4月度より、新規貸出しが強化されたのか、承認率が露骨に上がるようになったので、おすすめしています。
フクホー
大阪市浪速区にある会社です。創業45年以上で、かなり早い時期から、柔軟審査で売り出しているので、中小消費者金融の中ではかなり有名です。
フクホーは、振込み融資で全国対応をしていますが、実際に融資を受けるまでには1週間近く時間がかかり、取得書類もかなり多く、慎重に審査をすることで有名です。
来店が可能な地元の方であれば、最短で即日融資も可能ですし、審査で有利になることは間違いありません。
大阪近郊に在住の方にはおすすめします。
●中国・四国地方に居住の方におすすめ
セントラル
セントラル は四国の愛媛県にある中小消費者金融会社です。2014年12月よりWEBサイトをリニューアルして、インターネットキャッシングで全国展開を開始しました。その後、積極融資の姿勢は維持しており、現在、人気ランキングはトップです。
最近では、関東エリアに無人契約ブースを設置して、本格的な全国展開を開始しています。
しかし、セントラルはもともと愛媛県に有人店舗を2店舗、自動契約機「セントラルくん」を愛媛県、香川県、高知県、岡山県と中国、四国地方を中心に展開している、どちらかというと地元密着型の企業でした。
このため、中国、四国地方に居住の方は、まだまだ審査で有利に働くと思われるのでおすすめします。
●九州に居住の方におすすめ
スカイオフィス(ニッセイキャッシング)
株式会社スカイオフィス(ニッセイキャッシング)の所在地は福岡市博多区になります。
インターネットで申込は全国からできますが、特に九州地方にお住まいの方は優遇されて審査が通りやすいとの情報もあります。
もちろん他地域の方でも融資実績はありますが、九州地方にお住まいの方は特に注目です!
来店面談に固執する会社は要注意
このように最近の中小消費者金融は、以前よりも、利便性が高く、大手に引けを取らないような会社も出てきています。
しかし、中小消費者金融の中でも、やたら「来店面談に固執する会社」には注意が必要です。
もともと消費者金融は、“来店面談で相手を見て融資する”というのが基本スタイルでした。
しかし、ネットキャッシングで全国展開をするなど、大量の申込みに対応するため、徐々にそのスタイルは変化していきました。
その結果、イマドキは、中小消費者金融といえども、ほとんどの会社が、「来店不要」としています。
しかし、中には、頑なに来店面談に固執している会社もあります。
このような会社は以下のような理由で要注意です。
●紹介屋の可能性が高い!
「紹介屋」とは、これまでも当サイトでたびたび、解説しているので、詳しい解説は省略しますが、簡単に説明すると、
最初から、自社で融資する気はないのに、多重債務者を集客して、他の会社や、弁護士、司法書士などを紹介して、不当な手数料を取っている会社のことです。
(参考記事:イマドキの紹介屋の手口、教えます)
中でも、弁護士、司法書士を紹介するタイプの紹介屋は、「おまとめローン」で集客していることと、やたら、「来店面談」をすすめてくるのが特徴です。
おまとめローンの融資が受けられると思って来店した客は、カウンセリングの結果、債務整理をすすめられることになり、その足で、提携先の弁護士、司法書士事務所に連れていかれるという筋書きです。
紹介された、弁護士、司法書士は一応、債務整理業務はちゃんと行っているようなので、実際は問題になることも少ないのですが、紹介料目的で安易に債務整理をあおる業者や、それと結託して儲ける弁護士、司法書士は、モラル上、感心はできません。
●強面(コワモテ)の会社の可能性が高い!
業界では、来店面談に固執する会社は、「怖い会社」が多いと言われています。
これは、ホントにそういう傾向があるので、要注意です
「ナニワ金融道」で言うところの、「納得も得心もさせて金を貸す!」ということで、強面スタイルの会社は、融資する際は、必ず、来店させて、一発かましてから、融資をするというのが、定番なのです。
もちろん、実際に暴力を振るわれるようなことはないでしょうが、恐い顔した男性から、返済が滞らないよう、面と向かって念をおされれば、心理的なプレッシャーは相当なものになります。
なんだかんだと言ってもこの方法は、効果的なので、いまだにこのスタイルを続けている会社もあります。
中には、自己破産しても、そういう会社だけは、恐いので返済を続けているという人もいるくらいです。
実際に、強面スタイルで有名なE社は、融資も返済も、「来店面談」スタイルです。
(参考記事:キャッシングエイワの伝説!?)